カスピ海沿岸 (ラームサル・ラシュト・アルダビ-ル等)
世界最大の湖(塩湖)、それがカスピ海、日本の総面積と同様な広さを誇ります。
イラン・アゼルバイジャン・ロシア・カザフスタン・トルクメニスタンの5か国に取り囲まれています。
イランのカスピ海沿岸にはラムサ-ル条約(湿原保護の国際条約)で名高い、ラ-ムサル、ラシュト・アルデビ-ルなど個性豊かな街が点在しています。
首都テヘランから車でチャ-ルスを超えれば眼下にカスピ海が展開してきます。
カスピ海沿岸は米作地帯でもあり、日本の田園風景とも重なってきます。かっては高床式の住居が点在していたそうです。ラ-ムサルまでのドライブは変化に富み、時間の経過を忘れさせます。 パーレビ1世はこの地ラームサルに離宮を建設しています。当時の豪勢なシャ-(王)の生活の一端が垣間見れます。北に紺碧のカスピ海、南に緑深いアルボルス山脈があるギ-ラ-ン州の州都がラシュトです。変化にとんだこの州の観光拠点です。ラシュトから九十九折の山道を進んでいくと、山にへばりついたようなマースレ村が展開してきます。屋根の上を人が歩き歩き往来する光景は不思議な気分をかきたてます。カスピ海側のバンダレ・アンザリには蓮の花が咲き誇り野鳥が羽を休めるアンザリ-潟がカスピ海とつながっており、人気の観光スポットです。アルダビ-ルは標高1,300mの高原都市、州名も同じです。
北は アゼルバイジャン共和国に接し、住民はトルコ系の言語、ア-ザリ-語を話します。
サバラ-ン山(標高約5,000m弱)のふもとにはには温泉がわき、保養地としても有名なサル・エインがあります。