エストニアには2300個以上の島があるのをご存じですか?
バルト海のリガ湾にあるキフヌ島は、エストニアで7番目に大きい島です。
「生きた博物館」と呼ばれるキフヌ島の衣類・言語・音楽・手工芸品は、すべてユネスコの無形文化遺産に登録されています。
現在でも、エストニア語でkört(クルト)と呼ばれる、キフヌ伝統のストライプ模様のスカートをはいたの女性を見ることができます。
また、キフヌ島の方言はスウェーデン語の影響を強く受け、本土のエストニア語と多少異なることも特徴的。
キフヌ島は長さ7km、幅3.3kmほどの大きさで、自転車でも一日で周れてしまうんです!
エストニアの西にあるパルヌという町から港へ行き、フェリーで1時間半ほどで行くことができます。
そんな「生きた博物館」と呼ばれるキフヌ島のおすすめスポットをご紹介したいと思います。
キフヌ島(エストニア)観光!現地民が教えるおすすめスポット7選!
キフヌ博物館
キフヌ島の伝統や文化を知るには、必ずキフヌ博物館に行くことをお勧めします!
外観の華やかさ、可愛らしさに思わず写真をとりたくなるでしょう。
博物館は1974年に設立し、2009年に全面的に改装されました。衣服・工芸品など、キフヌ島の日常生活や文化に関するすべてが展示されています。
キフヌ島の結婚にまつわる伝統儀式や、アザラシ漁について、展示品を見ながら知ることができるのでとても興味深いですよ!
キフヌ灯台
1864年にイギリスから持ち込まれ、2018年に改装されました。中には灯台が組み立てられた時の様子が展示されています。
灯台の反対側に、チケットを購入できる小屋があり、キフヌの手芸や自家製のアイスクリーム、灯台関連のグッズを買うことができます。
海面からの高さは29mで、展望台のバルコニーからキフヌ島の輪郭をはっきりと見ることができます!
地図でみた地形がそのまま見ることができるのは何だかワクワクしませんか?
キフヌ聖ニコラス教会
1784年に建てられたキフヌ教会は、ルーテル教会の建物から改築された数少ない正教会の1つです。
1846年から1847年にかけて、ほとんどのキフヌ島の住民が正教会に改宗しました。
教会の中には、部屋を囲む様にイコンが飾られていて、シンプルながらも美しい様子です。
実は古いキフヌ教会は、島の北端の高い海岸にあり、大北方戦争中に火事で破壊されたという伝説があるそうです。
フォレストランドファーム博物館
伝統的なキフヌの家庭用道具、民族衣装、工芸品が展示された博物館ですが、それだけではなく色々なアクティビティが楽しめます。
島に関する映画を鑑賞したり、サウナやおいしい食事もここで堪能することができます。
キフヌ島の日常生活に関するさまざまな側面を見ることができるでしょう。
観光シーズンのみの営業ですが、それ以外でも予約をすれば利用できるようです。
ぜひ足を運んでみてください。
キフヌ港市場(Kihnu sadama turg)
キフヌ港のすぐそばにあるキフヌ港市場は比較的新しく、キフヌ島のお土産も売られています。
地元の工芸品や手作りのライ麦パン、キフヌ柄の雑貨、魚の燻製、バルト海のニシンロールなど、全部買いたくなるような品揃え!
それ以外にカフェを楽しむこともでき、ワッフルやアイスクリームもあるので、近くの海を散策するついでに購入してもいいでしょう。
こちらも観光シーズンのみ営業なので、訪れる際は事前に確認してくださいね!
キフヌ手工芸品店「Njaputüepued」
観光シーズンの夏にのみ開かれるキフヌ島の手工芸品店「Njaputüepued(ニャプトゥエプエド」
地元の名工が作った手工芸品を買う事ができ、テーマ別のお土産やコーヒー、クラフトアイスクリームが買えます。
この建物自体は、ディーゼル発電所の冷却池として使われていた物を再利用してるそうです。
外に飾られているバイクに乗った民族衣装の女性のオブジェは、この島のある意味象徴ともいえる光景です!
キフヌ島フォトスポット
こちらはガイドブックに載っていない、個人的におすすめするフォトスポット!
キフヌ島の民族衣装をまとった女性達や、キフヌ島のシンボルのアザラシなどの看板が見られます。
とっても可愛らしいのでキフヌ島に来た記念に写真に収めてみてはいかがでしょうか!
ベンチとテーブルがあるので、ちょっとした休憩にも最適です。ピクニック気分が味わえるでしょう。
もしキフヌ島をサイクリングで一周する予定なら、森の中にあるこちらの看板を探してみてください。
きっといい思い出になりますよ!
まとめ
いくつかキフヌ島のおすすめスポットをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
男性は漁の為長い時間を海で過ごし、その間女性は島を守るという伝統が何世紀にも渡って引き継がれた「生きた博物館」と呼ばれるキフヌ島。
最近は伝統も薄れてきているようですが、キフヌ独特の文化はまだ残っているので、ぜひ訪れてみてください。
冬季の海が凍っている時期は氷上を自動車で島まで行くことも出来るそうです!
訪問の際には営業期間など確認の上で計画を立ててくださいね。
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