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【地元民が教える】エストニアのお酒まとめ!飲み方や購入方法も!

エストニアには、どんなお酒があるか、ご存じですか?

普通にビール?またはワイン?寒い国だからウォッカ?

エストニアのそういった情報は、日本ではまだまだ、知られていないと感じています。

お酒は、エストニア人にとって、切り離せない存在

お酒の為なら、お隣のラトビアまで、車を走らせて買いに行くほど!(ラトビアはエストニアよりお酒が安い為)

そこで今回は、エストニアの地元民として、エストニアでどんなお酒が買えるのか、いくつか紹介したいと思います!

これから紹介するお酒は、スーパーやコンビニで、売られている物ばかりです。

お酒専門店もいいですが、ささっと買う事ができるのが、嬉しいですね。

エストニア流のお酒の飲み方購入方法注意事項を、これから観光に来られる方や、エストニアに興味がある方の、参考になればと思います。

地元民がオススメするエストニアのお酒

エストニア流の、お酒の飲み方は豪快で、初めに軽いビール、次にウォッカと、徐々に度数を上げていきます。

エストニア人の辞書に”ほろよい”という文字は無く

酔う=記憶が無くなるまで!

というのは、決して大げさではないと思います。

普段控えめなエストニア人でも、お酒を飲むと、陽気な性格になるのは、日本人と似ている気がします。

ここから、エストニアでよく見るお酒を、ご紹介していきます。

最後までお付き合いくださいませ。

1.Vana Tallinn(ヴァナ・タリン)

ヴァナ・タリンはリヴィコ社で、1960年代に作られた、エストニアを代表する、世界で最も有名リキュールです。

ジャマイカのラム酒に、オレンジやレモン、天然成分のビターオレンジオイル、バニラビーンズを加えた、シナモンのスパイシーな香りが特徴のお酒です。

濃厚な甘さと、香りをお楽しみください。

アルコール度数は 40%、45%、50%と、販売されています。

エストニアの首都タリンの、名が付いているので、お土産にもピッタリだと思います。(Vanaは古いと言う意味)

実はボトルのデザインは、塔の形をしており、世界遺産にもなったタリンの旧市街から、インスピレーションを受けています。

ラベルには、旧市街が描かれています。

お土産として渡す際に、豆知識も一緒に、披露してみてはいかがでしょうか。

スタンダードなヴァナ・タリンの他、クリームを加えたクリームシリーズや、コーヒー風味、高級ラインなどがあります。

グラス付きのギフトセットもあります。

ヴァナ・タリンの飲み方

お好みで、ストレート、ロック、水割りで飲むことが可能です。

ヴァナ・タリンの公式ホームページでは、オレンジやレモンのスライを入れて、飲むことをお勧めしています。

その他にも、様々なアイデアで、ヴァナ・タリンを、楽しむことができます。

簡単!アレンジレシピ!

ヴァナ・タリン スプリッツの作り方

<用意する物>
ヴァナ・タリン …40ml
辛口白ワイン …40ml
トニックウォーター …80ml
オレンジ スライス …適量
氷 …適量

グラスに氷を入れ、ヴァナ・タリン、白ワイン、トニックを加え、オレンジのスライスを飾ります。軽くかき混ぜてお楽しみください。

出典:vanatalinn

2.A.LeCoq(ア・レコック)

ア・レコックは、エストニアで最も古いビール会社です。

本拠地は第二都市タルトゥにあり、エストニア最大の飲料メーカーです。

豊富な種類のビールやサワー、ジンは、どれも美味しい物ばかりです。

余談ですが、タリン空港を利用した事がある方は、ご存じかもしれませんが

飛行機の搭乗口の一つが、ア・レコックのラウンジになっています。(2023年現在)

訪れた際は、チェックしてみて下さいね!

ア・レコックをイメージしたラウンジ

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ア・レコック プレミアム

ア・レコック社の代表的なビール。

白地に赤と金色のデザインが特徴で、エストニア人にとって、馴染みのあるビールです。

きめの細かい泡が特徴の、高品質なライトラガービールです。

Alexander(アレクサンダー)

プレミアムに比べて、アルコール度数が少し高く、こちらもよく店頭で見かけます。

通常のビールより、モルトのビターさを強調しており、濃いめが好みの方にお勧めです。

Le Coq Extra Lime(ルコック エキストラ ライム)

ビールが苦手な人でも飲みやすい、ライムフレーバーの柑橘系ビールです。

ライムの他にチェリー、ジンジャー、ラズベリーもあるので、挑戦してみて下さい。

Hoggy’s(ホギーズ)シリーズ

出典:A.lecoq

ビールの他に、シードルやジンの、人気商品があります。

その中の一つ、ハリネズミのパッケージが可愛い、Hoggy’s(ホギーズ)

テイストは豊富にありますが、日本で見かけない味を求めるなら、ルバーブ味のシードルや、ハーブ味のジンはいかがでしょうか。

馴染みのある所では、グレープフルーツ&ユズもありますよ。

3.Saku(サク)

出典:loode-eesti

エストニアでもうひとつ、人気のビールブランドと言えば、Saku Õlletehase AS(サク醸造所株式会社 )。

最古のブルワリー(ビール醸造所)を、エストニアのSaku市に所持し

1980年に地主だった、カール・フリードリヒ・レービンダー(Karl Friedrich Rehbinder)伯爵が、自宅の隣に、醸造所を作ったのが、始まりとされています。

同名の地名が縁で、日本の長野県佐久市とは、姉妹都市または友好都市として、協定を結んでいます。

こちらの会社も、ビール以外にたくさんのお酒を、製造しています。

Saku Originaal(サク オリジナル)

Sakuを代表する、ライトラガービール。

最新の技術と、ヨーロッパの品質基準に従って、醸造された高品質なビールです。

Sakuと言えば、この青いパッケージのビールを、思い浮かべる人が多いでしょう。

ライトラガーの他に、ダーク、ピルスナー等、ラベルで色別けされ、様々な種類のビールが、販売されています。

Karl Friedrich(カール・フリードリヒ)

Karl(カール)の名で、親しまれているこのビールは、原料そのものの味を、シンプルに引き出した、歴史的な味わいを持つ、ライトビールです。

パッケージに、Saku醸造所創設者の、カール・フリードリヒが描かれています。

Sakuオリジナルと並んで、人気のビールです。

Saku On Ice(サク オン アイス)

夏場にぴったりな、凍結ビール。

醸造後に、ビールをマイナスまで凍結させる、特殊技術で作られています。

様々な種類の、フルーツ味が売られているので、探してみて下さいね。

どの会社でも、瓶と缶の両方で、ビールが売られていますので、お好みでお試しください。

4.Viin(ウォッカ)

エストニアと言えばウォッカを、見過ごすわけにはいきません!

ウォッカのイメージが薄いエストニアですが、実は中世の頃から、ウォッカ造りが始まっています。

ここ50年間で、ウォッカの消費量は上昇し、背景には旧ソビエト時代の影響があると思われます。

アルコール度数が強いイメージのウォッカですが、エストニアで店頭に並ぶ物は、ほとんど40%と、やはり度数が高いです。

中には32%と比較的低い物や、80%という高い物まであります。

当ブログでは、お店でよく見かける、エストニア産ウォッカをご紹介します。

旅のお土産、自分へのお土産に、ご検討ください。

Saaremaa Vodka(サーレマー ウォッカ)

出典:joogikultuur

エストニア最大の島、サーレマーで作られたウォッカ。

添加物を使用せず、純粋な原料から作られているのが特徴。

グローバル・ウォッカ・マスターズ2022年(Grobal Vodka Masters 2022)“ スタンダード部門では、金メダルを獲得しています。

出典:joogikultuur
こちらもよく見かけるジン。美味しいですよ。

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Viru valge(ヴィル ヴァルゲ)

エストニアで最も古く、最も人気のあるウォッカです。

ヴァナ・タリンと同じ、リヴィコ社で作られています。

エストニア・ベストドリンク・ウォッカ部門に、2年連続で選ばれています。

過去には、国際的な賞も、受賞しています。

Laua viin(ラウア ウォッカ)

こちらもリヴィコ社生産のウォッカ。

安価で飲みやすいため、人気があります。

最初に独立した、エストニア共和国時代の、レシピを元に作られています。

エストニア流 How toドリンク ウォッカ!

ウォッカって一体どうやって飲んだらいいの?

と思った方、エストニア流で言えば、ストレートです!

グラスでチビチビと、1本全部飲み切っているのをよく見ます。

ちょっと難しいな~と思った方は、カクテルにするのがおススメです。

モスコミュールや、スクュリュードライバーの様な、有名なカクテルは、ウォッカベースなので、飲みやすくなると思います。

また料理のお酒として、ウォッカを加えても、いいと思います。

トマトやクリームソース、シチューなどの、煮込み料理に合いますよ。

エストニアでのお酒の購入方法や注意事項。

これらのお酒は、スーパーやコンビニで、気軽に買えますが

エストニアでは、お酒の販売時間が、法律で朝10時~夜10時までと、決められています。

場合によっては、年齢確認をされる事がありますので、身分証明書は念の為、持っていた方が良いでしょう。

セルフレジでは、年齢確認の為、係員を呼ぶ音が鳴ります。

少々驚きますが、係員が来るのを待ちましょう。(厳しくチェックされたことはありませんが…)

また、お土産として、日本へ持ち帰る際は、事前に持ち込み可能なアルコール度数と、関税のかからない本数も、チェックしておきましょう!

購入する際は、以上の点に、お気を付けください。

【地元民が教える】エストニアのお酒まとめ!飲み方や購入方法も! まとめ

エストニアで購入できる、お酒を紹介しました。

本の一部ですが、店頭に行けば、同じメーカーのお酒でも、たくさんのフレーバーが売られています。

お酒が飲めない方は、ノンアルコールのビールもありますので、そちらをお楽しみください。

ノンアルコールは、ALKOHOLIVABA(アルコホリヴァバ)と、記載されています。

もしお店で、お土産どれにしよう…、と迷われた場合は、こちらのブログが参考になれば幸いです。

お酒を飲む際は適量を守り楽しく飲みましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

Reference;LIVIKO,VANA TALLINN,SAKU,alecoq,joogikultuur,thespiritsbusiness