料理

【エストニア流】ブラッドソーセージの食べ方・作り方(レシピ)を解説!

日本ではあまり馴染みのない

ブラッドソーセージ

を食べたことがありますか?

その名の通り、豚ので作られた、黒い見た目が印象的なソーセージです。

エストニア語でVerivorst(ヴェリヴォルスト)と言い、エストニアで最もよく食べられる料理の一つであり、伝統的な郷土料理でもあります。

【エストニア流】ブラッドソーセージとは?

出典元:Foto HELIN LOIK-TOMSON/Ajakirjade kirjastusブラッドソーセージは、19世紀の初めにスウェーデンとラトビアから、エストニアに作り方が伝えられたと言われています。

その後、エストニア経由でロシアに、食品としてブラッドソーセージが紹介されたそうです。

実はブラッドソーセージは、世界中でよく知られている料理で、国によって名前や中身が多少違うのも面白いポイント!

エストニアのブラッドソーセージは、フィンランドのムスタマッカラとよく似ています。さすが兄弟国ですね!

エストニア流のブラッドソーセージは、大麦、玉ねぎ、オールスパイス、マジョラム、豚の血で作られています。

ブラッドソーセージの食べ方

エストニアではブラッドソーセージは冬の料理とされ、クリスマスにブラッドソーセージを食べるのが伝統です。

山盛りのブラッドソーセージを、オーブンでじっくりじゃがいもや豚肉と、一緒に焼くのがエストニア流。もちろん、フライパンでもOKです!

リンゴンベリー(コケモモ)ジャムや、サワークリーム、バターと一緒に食べられます。

エストニア小話
エストニアにはブラッドソーセージとよく似たブラックプディング(Verikäkk/ヴェリカック)と言うのもあります。似て非なるもので、中身が違います。

ブラッドソーセージの作り方(レシピ)

用意するもの

水 2.5L
豚の血 1L ※あればブラッドパウダーも可
大麦(わり麦) 1kg
豚肉 300g
ラード 500g
玉ねぎ 300g
バター 大さじ2
豚の腸 10メートル
塩、コショウ、スパイス、マジョラム 適量
※好みのスパイスを加えても可。
ベーコン 好みで

作り方

1.大麦を洗い、弱火で煮ます。(大麦が膨らみすぎないように注意。)膨らんできたら、火からおろし冷まします。

2.鍋にバターをひき、刻んだ玉ねぎとラードを弱火で、香りが出るまで炒めます。

3.1の大麦に2を加えます。

4.スパイスを振るい入れ、血液を加え混ぜます。

5.豚の腸に4を注入します。(腸の両端は結ぶ)
 ※腸に詰める際にソーセージスプレーを利用すると便利です。

6.少量の塩を入れたお湯で、10〜15分間ゆっくりと茹でます。
※沸騰させると、爆発するので注意。

7.茹でたソーセージを取り出し、20~30分冷まします。

8.ソーセージにベーコンを巻き付け、オーブンに入れ、150-175度の低温で焼きます。

※フライパンで焼く際は、フォークやつまようじで穴を開け、空気を抜いてください。爆発する恐れがあります。

9.焼きあがったソーセージに、コケモモジャムやサワークリームを添えたら完成!

まとめ

RitaEによるPixabayからの画像

エストニア流ブラッドソーセージの食べ方、作り方(レシピ)をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

実際に家庭で作る機会は少ないですが、近年では自家製ソーセージ作りの人気が、再度高まっているそうです。

おうち時間を使って、ソーセージ作りに挑戦するのも楽しいですね♪

豚の血なんて用意できないよ!と言う方は、インターネットでブラッドソーセージを購入するのもありですよ!

エストニアのスーパーマーケットなら、どこでも売られているので、訪れた際にはぜひ食べてみてください。