日常生活

エストニアの離島ヒーウマー島を観光しました!前編

Tere!アフヴェンです

エストニアで二番目に大きい島、ヒーウマー島へ、7月の初旬に、観光に行ってきました!

夏のエストニアは、観光シーズン真っ盛りで、観光地は混み合い、宿が高かったりします。

ですが、観光オフシーズンは、入れない観光地や、お店があるので、夏に思いきって行ってきました。

天気予報では、雨マークがちらほらあったので、心配しましたが、タイミングよく晴れ、観光はスムーズにできたと思います。

観光した場所やエピソードを、つらつら書いていきたいと思います!

最後まで読んで頂けると、嬉しいです♪

\サーレマー島の旅行レポも書いています/

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ヒーウマー島へはどうやっていくの?行き方とその時の様子をご紹介

離島のヒーウマー島へは、船を使って行きます!

タリンから、バスが出ているので、バスで船に乗り込み、行くこともできます。

飛行機もあるようですが、船を使う人が多いと思います。

ヒーウマー島は、ハープサルという町の近くにある、ロフクラ サダム(Rohuküla Sadam)という港から行きます。

船は一日に9~10本あり、約1~2時間間隔で運行しています。

船に乗るには、チケットを事前購入か当日購入する必要があります。

観光シーズンは、チケットがすぐに売り切れてしまいますので、事前に購入することを、お勧めします。

私達は土曜日の8:30発と、日曜日の14:30発のチケットを購入しました。

本当は復路は、夕方便がよかったのですが、売り切れてしまったので、一本早めの便にしました。

今回は二番目に大きい島なので、広範囲を観光できるように、私達は車で行ってきました。

車や、自転車を持ち込む場合は、持込料が別途発生するので注意!

エストニアの真ん中あたりの、ユゲヴァ(Jõgeva)に住んでいる私達は、車で片道約2時間50分かけて、港へ行きました。

しかもタリン経由が最短なので、わざわざ北上しなくてはいけませんでした。

道路が整備されていないのか・・・、真っすぐ行ける道があればいいのに。と思いました。

ちなみに、タリンから港までは、約1時間30分ほどです。

エストニアってタリン中心の交通網だなー。と感じることがよくあります。住民はタリンだけじゃないのに不便じゃないのかな?

3時間前に家を出るため、朝5時30分少し前に出発!息子も頑張った!

車の中で、私と息子はぐっすりと、休ませてもらいました。夫に感謝です。

港に着くとすでに船がスタンバイ済み。

全体が緑色で、民族柄と思われる模様が入った、可愛い船です。

レイゲル(Leiger)という、エストニア叙事詩のキャラクターの名前が付けられています。

ヒーウマー島は、このレイゲルと関連した島なんですよ!

後ほど触れていきたいと思います。

船の中は子連れでも安心!

係の人に誘導され、車を二階に置き、中へ入ることに。

小さめの船ですが、三階は小さいカフェテリアと、売店がありました。

朝ごはんがまだだったので、軽くR-Kiosk(リ・キオスク)という売店で、パンとコーヒーを買いました。

船だからか、売店だからか高いんですよね~。

節約したい方は、事前に食べ物を持って来るといいかもしれません!

朝食を済ませ、外の天気が良かったので、船のデッキを、散策することにしました。

いい天気でしたが、風がすごく強くて、息子もビックリ!

夏だから防寒グッズなんて、持って行かなかったけど、首まで覆う、春秋用の帽子が必要だったかな~と思いました。

エストニアの夏は、毎年気温が違います。

この日は気温が高くなく、風があると寒いくらいだったので、私もデッキでは、秋物の防水ジャケットを着ていました。

子供には、薄手のフード付きナイロンパーカーを用意していたので、革ジャンとセットにして着せたので、何とかなりました(多分)

デッキを後にし、更に四階へ行くと、子供の為のプレイルームがありました。

サーレマー島へ行った船にもありましたが、子供が居なかったので、通り過ぎただけでしたが、今回は有効活用できました!

息子は大はしゃぎ!朝早い便で、他の家族も一組しか居なかったので、伸び伸びと遊べました。

船にプレイルームが、必ず完備されているので、子連れには助かりますね。

しばらくすると、窓の外に綺麗な虹が、弧を描いているのが見えました。

その後ろには、黒い雨雲が控えているのが見え、間もなく雹を含む激しい雨が、降り始めました。

ついに来たな~と、今後の観光が心配で、憂鬱な気持ちになりました。

綺麗な虹だけども背後に雨雲が迫る・・・

ヒーウマー島上陸!観光へGo!その1

ヒーウマー島の、ヘルテルマー(Heltermaa)港へ、無事到着。

船に乗っていた時間は、1時間20分程度。

ご飯食べたり、遊ばせたりしていたら、あっという間に着きました。

旅のプランは、港から南下し、ぐるっと回って、夕方ごろにカルドラ(Kärdla)の宿へ向かうという感じでした。

カルドラは、ヒーウマー島の主都です。

実はヒーウマー島は、観光する場所が、博物館・灯台・教会等、ちょっとありきたりな物ばかりなのが、正直なところ…。

開発されすぎていないのも、いい所のひとつと思いますが、旅行計画を立てるのに、あまりわくわくしなかったのは、ここだけの話…。

ネットの情報も少なかったので、このブログが観光のお手伝いになればと思います。

でも、ご安心ください。

私はヒーウマー島にまた行きたい!と思うほど楽しんできました。

ヒーウマー島南部のカッサリ(Kassari)島とカイナ(Käina)へ

まずは、港から南下し、車で約20分の所にある、カッサリ島へ向かいました。

雨が降っていたのに、最初の目的地に着くころには、すっかり晴れていました!

カッサリは、エストニア叙事詩”カレヴィポエグ”の、登場人物レイゲルに、関連した地で、島に入りしばらくすると、レイゲルの像を発見!

”カレヴィポエグ”のファンである私は、しっかりと写真に収めました。

そして、夫と息子に協力してもらい、似たようなポーズも、一枚ゲット!

像は、巨人のレイゲルが、農民を岩に乗せ運んでいるところです。

レイゲル(Leiger)

エストニア叙事詩”カレヴィポエグ”の登場人物で、ヒーウマー島の王であり、統治者。

出自は不明確だが、10mもある巨体で、妻にティーウ(Tiiu)と、いくつかの伝承によると、四人の子供がいるとされている。

サーレマー島には、兄のスール・トゥル(Suur Tõll)が住んでいる。

カッサリ教会

観光地が少ない島の為、最初にカッサリ教会へ向かいました。

10時過ぎていましたが、教会は閉まっていたので、外から写真を撮っただけでした。

16世紀に作られた木像の建物で、18世紀に現在の石造りに、リノベーションれたそうです。

バルト三国の中で、唯一かやぶき屋根が、使われているんだとか。

教会に興味がない夫は、息子と車で待っていました。すると…

「エストニアの教会は、日本みたいに観光客向けに、開いてないよ」

と夫に言われ、ふむ…と考えましたが、確かに日本の神社やお寺ってオープンですね。別にすべてが観光客向けではないけども(笑)

サーレ岬(Sääre tirp)

次に向かったのは、カッサリの最南端、サーレ岬(Sääre tirp)です。

エストニア叙事詩ファンの私は、ここに来ることを、一番楽しみにしていました。

前述したエストニア叙事詩”カレヴィポエグ”のレイゲルが、サーレマー島に住む、兄のスール・トゥルが、島に来やすいよう作ろうとした、橋の跡と言われています。

仲たがいしてしまったので、完成に至らなかったそうです。

いつかエストニア叙事詩も、ブログで紹介できればと思っています。

さて、岬の手前には、駐車場があるので、そこから徒歩10分ほどで、先端に行くことができます。

いや~子供がいると、スムーズにいかないものですね。

大人の足で10分のはずが、子供を歩かせようとし、歩かないを繰り返して、倍以上の時間がかかってしまいました。

途中海の匂いを感じながら、懐かしい気持ちで、白鳥を眺めながら歩きました。

最近は湖ばかりだったので、懐かしくなりました。

先端の手前には、石がたくさん積まれた箇所があり、そこで記念撮影。

本当の先端までは、行きませんでしたが、端っこに来たのは間違いないので、満足感がありました。

来た道を戻るのは、なぜか早く感じますね。

途中で木になった、姫リンゴの様なものを食べながら、駐車場まで戻って、次の観光地へ移動しました。

カッサリ島は、リゾート地っぽい雰囲気があり、車で海岸沿いを走っている間、ハワイを思い出してしまいました。

全然違いますけどね!(笑)

カッサリ島で過ごす夏も、気持ちよさそうだなと思いました。

ちょっと酸っぱかったけどおいしかったです。

バードウォッチング台

その後は、バードウォッチング台へ行き、そこから島の眺めを楽しみました。

ここから見える、カイナ湾は、風景保護区に、なっているそうです。

少し離れた所に、黒い鳥の群れが見えたので、バードウォッチングも楽しめましたね。

バードウォッチング台の一階は、ギャラリーや鳥の展示があり、ワークショップなどが行えるスペースになっています。

もう一つこのカッサリに、スール・トゥルの石というのがあったのですが、車で行けず、歩くのも大変なので、今回は見送りました。ただの岩ではある…

ウィンドタワー体験センター(Elamuskeskus Tuuletorn – Windtower Experience)

カッサリ島を出て、ヒーウマー島で2番目に大きな町、カイナ(Käina)に行きました。

そこにある、ウィンドタワー体験センター(Elamuskeskus Tuuletorn – Windtower Experience)が目的です。

ヒーウマー島は、風がよく吹くのも特徴で、それをモチーフにした体験センター兼、スポーツセンターで、ボウリング場もありました。

外観は近代的で、カフェが併設された、おしゃれな建物です。

中に入るとすぐに、チケット売り場と、横にボルダリングの壁があり、少し圧倒されました。

早速体験センターの中へ入ります。

一階からまわりましたが、オーディオの番号的には、地下が1となっていたので、実は入ってすぐの階段をおりて、地下からスタートだったのかな?と思いました。

地下は、ヒーウマーの水中をイメージした展示で、海中にあった物の展示や、水中の魚と遊ぶゲームなどがありました。

スクリーンに手を投影させて遊ぶので、背の小さい子はセンサーが届かず、小学生以上でないと遊ぶのは難しそうでした。

誰も居なくなったので、私も遊んでみることに…。人が少なくて見やすかったです。

せっかくなので、魚のゲームで、私の名前”アフヴェン(鱸)を10匹捕まえる”に挑戦。

まぁ簡単ですね(笑)

一階は、島を五感で体験できる展示が、たくさんありました。

島の草花の香り、アザラシの毛皮、漁師になったつもりで船のエンジンをかけ、魚を網にいれたり…。

ヒーウマーのストームを、体験できる小部屋もあったので、スイッチを押し、ヒーウマーの嵐を体験しました。

大人は「おっと~?!」くらいでも、息子にとっては「災難!!」というようなリアクションをしていて、笑ってしまいました。

二階は、ヒーウマー島の住民の生活を再現した、部屋やお店がありました。

これに関しては、エストニア人(夫)に、直接解説して貰えて、面白かったです。

島生活にかかわらず、昔使われていた物は、本土でも同じだったようです。

昔使われていた洗濯機で、何人もの人が巻き込まれて死んだ…。とか、ソビエト時代はこのコップをみんな持っていた等、とても興味深かったです。

続いてお店の中、ソビエト時代だからか、置いてある商品はすべてロシア語!

大きなはかりに、そろばんとレトロなラジオがありました。

物が無い再現なのか、棚はスカスカだったのが、よかったですね。

その他には、港やサウナのスペースがありました。

三階は、ヒーウマー島の自然を感じる、癒しのフロアといった雰囲気でした。

壁に海岸が映し出され、ハンモックイスに座りながら、リラックスしたり、小さいお子さんが遊べるスペースがありました。

四階には、ヒーウマーの空に関連するフロアでした。

ヒーウマーで見られる鳥が紹介されていました。

少し大きいお子さん用に、五階まで行けるクライミングネットがあり、遊べたら楽しそうでした。

また、色々な天気を視聴できる、小部屋があり、スイッチを押すと、星空やオーロラ、雨、雪、雷の様子が映し出されます。

雷のスイッチを押した瞬間、雷鳴の轟にびっくりした息子が、泣き出してしまったので、我々は早々に退散する羽目に…。

晴れた空や、星空に戻してもダメでした。

最後の五階は屋上で、屋上にある螺旋階段で、更に上がることができます。

そこから見える眺めは、ヒーウマー島の先まで見えそうでした。

風が強かったので、ヒーウマー島の風を、存分に感じられたような気がします。

また魚の形の様な風見鶏も、とっても印象的でしたね。

クリステ正教会(Kuriste õigeusu kirik)

カイナの町から、西の方にある、玉ねぎの屋根を持つクリステ正教会へ、体験センターの次に、行くことにしました。

Googleマップの口コミによると、歴史があり行く価値ある、ということだったので、宿へ向かう前に、立ち寄りました。

教会へ近づくと、女性に挨拶されたので、挨拶を返し教会の入口へ行くと、その方に「中に入りますか」と話しかけられました。

観光客と思ったら、隣に住んでいる管理人の方で、教会の扉を開けてもらいました。

車が見えたので、教会を開けるため、来てくれたそうです。

とてもフレンドリーで、中の様子や教会の事を、エストニア語で説明して頂きました。

私のエストニア語レベルは初級ですが、その方は聞き取りやすい話し方だったので、50%位理解できました。自分でも驚きです!

ここは1888年に、ヒーウマーで最初にできた正教会だそうです。

外観がとっても素敵で、黄色いブロックは、リガから運ばれた物との事。

写真を撮る許可を頂き、中のイコンを撮らせてもらいました。

正教会と普通の教会の違いは、詳しく分かりませんが、入口近くの棚にひっそりと、17~19世紀のものらしき冠が、4つありました。

キングアンドクイーンが付ける、と言われました。正教会ってそういうのがあるんですかね?

管理人の方に、なぜ正教会の屋根は玉ねぎみたいなのか?と質問したのをきっかけに、ここはギリシャ正教会ということが、判明しました。

私は玉ねぎの屋根の教会は、すべてロシア正教会だと思っていたので、驚いてしまいました。

確かに、ロシアの教会に比べて、とんがり屋根と玉ねぎ屋根が、混在しているなとは思っていました。良いこと知りました。

十字架の形は、カトリックと正教会を、表しているのだそうです。

ヒーウマー島上陸!観光へGo!その2

観光中の食事と宿は、切っても切れない間柄…。

初日のお昼は、カイナの町で食べ、宿泊施設は、主都カルドラで予約しました。

それぞれどんな感じだったのかご紹介します。

レストラン ランヌ・プビ(Rannu pubi)

ランチをしたのは、ウィンドタワー体験センターを、出た後でした。

カッサリ島に入った時に、魚のカレイの名前が入ったレストランを見かけ、体験センターでも、カレイの形のお土産を、たくさん見かけました。

もしやここではカレイが名物?!

と思い、そこへ行こうと思いましたが、電話で問い合わせると、今日は入荷していないという返事が…。

今回はやめて、近くの普通のレストランへ行きました。

来てよかった!

ここにはヒーウマー牛を使った、ハンバーガーがありました。

ヒーウマーでしか、食べられないので、さっそく注文し食べましたが、お肉が柔らかくておいしかったです!

備え付けられている、ソースもGOOD。

ヒーウマー牛が食べられてよかった!

ヒーウマー牛のハンバーガー。ジューシーで美味しい!

宿泊施設 ティーギ・マヤトゥス(Tiigi majutus)

カルドラの宿へは、クリステ正教会の後、向かいました。

夏の観光シーズンは、とにかく色々高い!

宿は泊まるだけなので、安い方がいいか…と価格と立地重視で決めました。

本当はビーチに近い、少し高めの宿にしようと思いましたが、当日の天気が不安定で、気温も低めだったので、そっちにしなくてよかったです。

個人オーナー所有のゲストハウスで、予約サイトの口コミもよく、実際に行ってみると、キレイで心地よさそうな感じでした。

外には、テラスがあり、自由に食事と飲み物が、楽しめる様になっていました。

敷地内にはオーナーのお宅があり、宿に着いた連絡をすると、すぐに鍵を持ってきてくれました。

一階は共用リビングがあり、キッチンのコーヒー紅茶は飲み放題。

二階に部屋が三部屋あり、奥の部屋へ案内されましたが、外から見るよりも広かったです。

シングルベッドが三つ、テーブル、イス二つ、キャビネットにフェイス・バスタオルが用意され、エアコン完備!

ベビーベッドは、事前に希望したので、無料で借りることができました。

バスルームが共用だったので、心配しましたが、とっても清潔に保たれていて、他の人と被ることなく、問題なく使うことができました。

ファミリーフレンドリーな宿という事もあり、二歳の子供がいても、最後まで快適に過ごすことができました。

使わなかったけど、サウナも無料で利用できるそうです。

大人二人、二歳の子供一人で、一泊二日€55で、泊まることができました。

観光シーズンピークで、このお値段はかなりお得だと思います。

エストニアの離島ヒーウマー島を観光しました!前編 まとめ

ヒーウマー島観光の前編を、ぎっちり書いてみました。

まだまだ観光は続きますよ!

初日の後半は、灯台三昧の様子を、書きたいと思います。

灯台と言っても侮ってはいけません!

次回の日常を綴ったブログを、楽しみにお待ちください。

ヒーウマー島観光の、参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

それはこの辺で
Head aega(ヘアド アエガ)!

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