日常生活

日常で感じるIT国家

Tere!アフヴェンです🤗

最近よく聞くエストニアの印象の一つとして“IT国家エストニア”が上がると思います。こういうトピックになるとブロックチェーンがなんたら~とかの説明からになると思いますが、私のブログではそういったことは説明しません。(できない^^;)でも、エストニアで暮らす中で便利だな~すごいな~。と感じた事を紹介したいと思います。

とはいいながら…それっぽい説明もします。実は日本人でもエストニアの国民になる方法があります。といってもe-Residencyプログラムによる電子国民なので実際に現地に住むことはできませんけどね。平たく言うとインターネット上で企業しEU市場で会社設立できるようになります。日本にいながらEUで仕事ができるというのは一部の人にとってはすごく魅力的だと思います。そんな事どうやってできるの?リスクないの?と思いますが2014年12月開始からうまくやっているみたいです。e-Residencyプログラムについて気になる方は、こちらのブログがとてもわかりやすく説明されていたのでご紹介します。https://link.medium.com/MGBFVGJ1B9

さて、エストニアに居住するすべての人にはソーシャルナンバーが付与され、何か手続きを行うときは必ず申告するようになっています。例えば語学スクールに通いたいなと思い申し込みをしても必ず聞かれます。銀行口座を作るときも申告するので自然にソーシャルナンバーと紐づくことになります。

余談ですが、私は居住するためのVISAを申請する前からソーシャルナンバーが付与されて驚きました。なんとなく日本の感覚だと、その国に住む資格のある人のみに与えられるんじゃないかと思っていました。でもよく考えれば政府としては移民の管理がしやすくなりそうですよね。いろいろな手続きに必要になるので持っていないと何もできないし…。日本もマイナンバーを活用してエストニアの様にしたいのかなと思いますが、今どの様に機能しているのか全く見えませんね^^; これを書き始めたときはまだ安倍さんが総理だったんですが、菅内閣になったから多少はデジタル関係が進展するのではないかと期待しています。

と、まあ日本では考えつかないことをしているな、と思ったところで日常ではどんな感じに便利なのか触れていきます。ソーシャルナンバーと同様に重要なのがデジタル署名これは大変便利です。日本で例えるなら印鑑ですね^^エストニアでは自分の署名をあらかじめ決めておく必要があり、デジタル署名を登録することで契約時には来店することなく契約を交わすことができます。不動産の契約すら来店しなくても問題ありません!私の様にまだそういうのを持っていない場合は直接署名する必要がありますが、書類をメールで送ってもらって直筆でサインし郵送で送り返すという事も出来ます。一例なので他の方法もあるかもしれませんが…。エストニアの人にとってもデジタル署名の方が受け取りまで日数がかからず便利なので好まれます。

もし引越しをした場合はどういった手続きをするのか?日本なら市役所に行き住民票の転居手続きが必要ですね。エストニアでは国民のデータベースがあるので自分で自分のデータベースにアクセスし変更します。これで終わるのでめちゃくちゃ簡単!子供が生まれた場合もネットで申請OK👌🏻確定申告もネット上で確認して完了!時間も労力も無駄にしないところが実は日本人にぴったりだと思うんですけどね。まだまだ日本はインターネットには弱い国ですよね^^; 先日政府のIT国家として目指す方向性の記事を読んでいたら“電話やインフラは他国よりも進んでいるが通信系は出遅れている“様なことが書かれていたので全くその通りだなと思いました。
利便性で言えば日本は世界一だと思うので、これからはどんどんITを駆使した行政になっていくんだと思いますが。新しいことを始めるのに躊躇するのは日本の弱点かもしれません。

私は移民かつ移住して日が浅いので、エストニアのIT国家としての恩恵はまだまだ受けられていないと思いますが、生活圏の中だと買い物で実感することがあります。初めて旅先でエストニアの映画館に行った時はシステムに驚いて写真をとりまくりました。私は日本で最終的に月1,2回映画館に行くほど映画が好きなのでずが、初めてエストニアの映画館に行った時、ほとんどセルフ対応でびっくりしました。(人が全くいなかった事にもビックリ!年末休みのコロナ前だったのに^^;)映画館での体験はまた別の機会にお話しします。エストニアは本屋もスーパーマーケットもセルフレジが設置されているので一言も話さずに買い物を終わらせることができます。コロナ禍の今には人と接触する機会が減らせていいのかもしれません。

スーパーでは人が対応するレジカウンターとセルフレジが設置されており、好きなほうを選べます。セルフレジはカードのみの支払いですが、私はセルフレジが好きなのでよく利用します。※夫より現金とカード両方対応している所もあると指摘を受けました。商品をセルフレジに持っていきバーコードを読み取らせるパターンとハンディスキャナーを持って商品を選ぶたびに読み込んでいく方法があります。(最近日本でもイオンショッピングセンターが導入したとありましたね)エストニアはこういった事に関して日本より進んでいると思いますが、人が対応するレジカウンターの方にたくさんの人が並んでいるのを見かけます。商品の数が多いから?年齢層が高いから?現金で払いたいから?というわけでもないので便利なのになぜ使わないんだろうと未だに不思議…。エストニア人はせっかちな国民性ではないからかレジの長い列でもイライラした様子の人はあまり見かけません。

スーパーマーケットCOOP(コープ)のバーコードを読み取るスキャナーを使ってみた!
ディスプレイの横にカードをスワイプするか非接触でタッチして会員情報を読み込ませ指定されたスキャナーを使う。


スキャナーにバーコードをかざしてる様子。

読み込むとスキャンした商品名と金額と合計がでる。下のKokku(コック)が合計という意味。割引金額まで表示されるのでお得感も味わえる笑

エストニア語・ロシア語・英語に対応。ちょっとぼやけてしまった。

セルフレジでCOOPカードを読み込ませお会計すれば完了。と結構簡単。レジ袋は有料なので最後にスキャンし忘れるという事をしてしまいましたが概ねスムーズに買い物をすることができました。便利なのに3割くらいしか利用してない気がします。

余談ですが、ついこないだスーパーに行った時はめずらしく行列作っていたのにレジ1台のみで対応し、手が空いてそうな店員さんも対応に入らなかったので、さすが欧米…と思いました。多分その人はレジを打つ役割ではないからしなかったんだと思います。エストニアは役割がはっきりしているので自分の仕事以外はしないイメージがあります^^; (どっちがいいのかは分かりませんが…)ようやくレジが2台になったと思ったら誰も空いたレジには行かず、私が移動したら私の後ろに並んでいたお客さんが全員ついてきてしまい、結局最初のレジには誰も並ばず、2台目に長い列が…という意味わからない結果になりました。なんだったんだ…???キツネにつままれたような出来事でした。🦊こういった所もエストニア人のおおらかさが表れている気がします😊

今回はこの辺で!Head aega(ヘアド アエガ)👋🏻