Tere!アフヴェンです♪
2021年に、エストニアの有名な島のひとつ、サーレマー島へ旅行に行ってきました!
エストニアの旅行シーズンは、夏なんですが、あえて秋を選んで旅行に行きました(安いからである。というわけではない。)
今回は1泊2日で、ホテルではスパを楽しみたい!ということでスパ付きのホテルにし、エストニアの島を堪能してきました♪
インスタでも少しご紹介しましたが、せっかくなのでブログでも感想を伝えたいと思っていて
今がこの時!
とばかりに書いていきたいと思います。
最後までお付き合いください^^♪
サーレマー島とは?
バルト海に浮かぶ、サーレマー島は、エストニアの島の中で、最も大きく伝統的な文化や、独自の合唱、舞踏、民族衣装で知られています。
サーレマー島はヴァイキングでも有名で、12世紀後半には、デンマークやスウェーデンへ、略奪を行うほど勢いのある一面もありました。
(今のエストニアは^ω^…)
その後は色々な国の支配下になり、翻弄されますが、その時代に影響する建物が残っていたりと、観光するには魅力的な所です。
またエストニアの神話にまつわる話に触れられたり、サーレマー島から、エストニアを深く知ることもできます。
島の40%以上は森で、ソ連時代は国境の島として、立ち入りが制限された為、開拓されず自然がたくさん残っているそうです。
見所は大自然だけ?と思いきや、町の中心地には、様々なお店が立ち並び、街の散策も楽しめてしまいます!
ビーチやスパ等を楽しむ、エストニア人の観光客も、たくさんいるんです。
離島だけど、エストニア本土にある主要なお店が、結構あるので住むのには苦労しないな、と思ったほどです。
↓エストニアの他の島もcheck↓
サーレマー島へのアクセスとその時の様子
エストニア西部に位置する、パルヌ(Pärnu)郡のヴィルツ港(Virtsu sadam)から、船で約30分で着く、とても近い島!
といっても、サーレマー島に行く前に、ムフ島という小さい島を横断する必要があります。
私的に、サーレマー島に行くのに、強制的にムフ島も行かないと行けないなんて…
なんて、ラッキー!
という感じです^^)>
ムフ島の話はまた後日したいと思います♪
もしサーレマー島だけでいい!という方は、飛行機で行くという選択肢もあります。
他にもタリンやタルトゥ等からバスを使う方法もあります。※停留場はいくつかあり
今回私たちは車で行くことにしたので、車ごとフェリーに乗り、船旅を楽しむことに。フェリーの予約サイトはコチラ
たった30分なので、車中で待機でもいいのですが、せっかくフェリーに乗ったなら、散策しないともったいない!
と言うわけで、散策しました。
↓写真をクリックすると拡大します
島観光!隕石のクレーター跡や見どころいっぱい
ムフ島とサーレマー島をつなぐ、ヴァイナダム(Väinatamm)を通過すると、途中で面白い物発見!
なんだこの指輪?と思ったら
Piir saaremaal(The border between letters)ですって!
”文字の境界”という意味ですが、実は本土とサーレマー島の、一部のアルファベットの使い方が変わるんです。
写真の図を境に、母音がÖとÕで変わるとの事。
サーレマー島(ムフ島一部)の方言だそうです。面白い…
写真はÕ(ご存じJõgevaのÕ)、裏側はÖになっています。
興味ある方は看板の説明を読んでみてください^^
さぁ、車で効率よく島を巡りたい合理的な私は、橋から近い場所から周る事を計画しました。
サーレマーの中心地(クレサーレ)に行ってしまうと、二度と立ち寄ら無そうな、グーグルマップにある、一つのタワーに目を付けました。
ともったいぶって書いたけど、がっかりポイントでした^^;
サーレマー島のしょっぱなからコレ…その先に灯台があったけど近くまで入れませんでした。
次はがっかりさせないよ!
カーリ・クレーター(Kaali kraater)に行ってきました。
サーレマー島に、落下した隕石の跡(クレーター)にできた湖。たくさんの観光客が訪れます。
隕石が落下した時期は約7500~7600年前、9つのクレーターができましたが、ここにあるのは最大のもので、直径110m、深さ22mとのこと。
ヨーロッパの中でも、貴重で有名な、クレーターです。
湖のほとりには簡単に降りることができ、周りを一周するのも容易です。
少し離れた所に、博物館とホテルとお土産屋があります。
博物館は一緒に観光すると、カーリ・クレーターや地層など、サーレマー島の地学が学べるので、必ず行ったほうがいいでしょう。
入口はお土産屋を通ることになるので、一瞬戸惑いますが、そのまままっすぐ進むと博物館に入れます。(無料)
ただの湖も隕石の跡だと思うと、なんだかロマンを感じますね^^
↓写真をクリックすると拡大します
クレーターを楽しんだ後は、中心街に向かいます。
車を近くの駐車場に置き、クレサーレ城まで徒歩で行きましたが、お城の周りはお堀になっていて、紅葉した木々がとてもキレイでした。
ウォーキングやランニングなどしたら気持ちよさそうです。
クレサーレ城は、バルト三国の中で、最も保存状態の良いお城の一つ。
現在はサーレマー博物館になっています。
敷地内には、火薬庫、製粉所の小屋、野外劇場があります。
イベントが定期的にあるそうなので、タイミングが合えば何か見られるかもしれません。
https://sophia-net.com/baltic/estonia-castle/
チケットをお土産屋さんで買い、奥へ進んでいくと、動物のはく製がずらっと飾られていました。
サーレマー島に生息する動物が分かります。
正直、頭の中は「中世のお城♪」だったので、ちょっと拍子抜けだったのは秘密です。
階段を使って、どんどん上がっていき、とある小ホールの、昔からある柱を見て
「ほぉ~これが中世からあるのかな?」なんて思い、また上がっていくと
いきなりソビエト時代に入りビックリしました。
なんせ真っ赤
興味深いけど、目に悪いから古い時代から順に見たかったので、先に屋上に上がり下ることに!階段もめんどいし、いきなりソビエトはきついって((笑
屋上は四角いお城を、回れる様な造りになっていて、通路は狭く、城外を見張る役目も果たしていたんでしょう。
上からの眺めもきれいです!
階段を降りると、エストニアの近代の生活様式の展示がありました。
江戸東京博物館の、現代エリアを思い出しました^^昭和な雰囲気のアレ
今もソビエトの建物が残っているので、祖父母のお宅なら、似たような雰囲気を実際に見られるかもしれませんが、当時はこんな感じなのね^^と楽しめました。
ソビエト時代の働いてる様子とか…
って、上から降りてきても、やっぱりソビエトだったことに今更気がついた…
切っても切れないのが歴史…
というか、ソビエト時代の常設展示の塔にいたみたいです^^ゞいや、まいったまいった
大変広いので、迷路の様で結構迷ってしまいます。
広い部屋に出るとそこには、アンティークのコレクションが集められ、ひとつひとつ見るには時間がいりますが、かなり見ごたえがありました。
他には昔使われていた、礼拝堂や大広間。ここでも海外ドラマのゲームオブスローンズを思い出しました^^
ライオンの唸り声の様な音がする牢獄があったり、エストニアやサーレマー島の、歴史をたっぷりと感じられるお城でした。
博物館の入口の隣には、別の展示があり、私たちが行った時はヴァイキングについて知り、体験したりと、ちょっとしたアクティビティが体験出来て、とても楽しみました。
サーレマー島の町中をご紹介
ホテルのレストランで、ディナーを予約していたので、それまで町を散策することに♪
石畳の道が、クレサーレの町の雰囲気を、より魅力的にし、建物を眺めているだけでも、とても楽しめます。
タリンナ(Tallinna)通りとロッスィ(Lossi)通りが、メインストリートで
17世紀のスウェーデン支配時代に、建てられた建物が集まっているそうです。
夕食の時間も近づいてきたのでホテルに戻ることに…
今回泊まったのはJohan Spa Hotell(ヨハン スパ ホテル)
ピンクの外観が可愛いですが、入口が裏なので、行かれる方は注意してください^^
ホテルのエントランスはキレイで、部屋も割と広めでした。
同じ建物にある、レストランで予約した食事をすることに。
今回は少し贅沢にコースで^^(エストニアはたいてい前菜、メイン、デザートの3品)
ついでに翌朝のビュッフェの写真も紹介します。
食事でお腹パンパンになってしまいましたが、スパが本命なので構わずスパへ!※体調のすぐれない方は真似しないでください
スパにはスチームサウナ、フィンランド式サウナ(高温)、サナリウムとあり、プールは屋内に広いプール、ジャグジー、リクライニング式、子供用の浅いプールと、屋外にもう一つありました。
ミニバーがあったので、お酒を飲みながら、ジャグジーを楽しむ人もいました。
私は全部のプールを体験しないと、気が済まないので、外はダウンコートでも過ごせる気温ですが、入ってきました。
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サーレマー島の旅行後半の感想
翌日はサーレマー島の、更に奥の方へ観光へ行きました。
Viking Burgerなるものを見つけたので、ここでお昼休憩♪
これであなたもエストニア通!
エストニア語ではヴィキング ブルゲルと読みます♪
ブルゲル(バーガー)を食べながら、お店の裏手を見ると
Suure Tõllu Raiesmaa(大きいトゥッルの開拓地) と名付けされた、アスレチック場がありました^^
サーレマー島はヴァイキングでも有名ですが、エストニア叙事詩のキャラクターの出身地でもあります。
Suur Tõllはその中の1人。
エストニアの老舗チョコレート店Kalev(カレフ)の商品でもお目にかかれます。
子供用の遊び場ではありますが、奥まで歩くと海が見え、お散歩コースにはちょうどいいです。
川も流れているので、楽しみ方は色々ありそうです。
次はサーレマー島の北にある、パンガクリフ(Panga pank)に行きました。
エストニア西部で最も高い、切り取られた壁の様な、露出した岩盤が見られる崖です。
崖の上ではキャンプが楽しめる様です。
民話によると…
水の支配者に島の人々を不幸から守ってもらう為、毎年1人の人間や1匹の動物を、生贄として、海の神または人魚に捧げる儀式が、ここで行われていた
…と言われています。
本来は下から崖を見上げるのがいいのでしょうが、私たちは時間もあまりないので、上から見下ろすのみになりました。
最後は、アングラ風車群のあるファームへ行きました。
サーレマー島は19世紀末頃、1000基以上の風車がありました。
ここにあるオランダ式風車は、島内で保存状態が最も良い物で、中に入ることもできます。
カルチャーセンターには、昔の農業機械の博物館や、地元の農民文化を知ることができます。
古い農業機器や小道具が、たくさんあり、部屋のすべてに、見る人を楽しませる細かい工夫がされているので、見ごたえたっぷりでした。
ワークショップもあるので、興味のある方は体験すると、いい思い出作りになると思います。
ガイドツアーを利用すると、ライ麦パンを試食できるそうです。
実は最後にカルヤ教会(Karja kirik)に行くつもりで、アングラ風車を通りかかっただけだったのですが、教会はシーズンオフで閉まっていたので、結果的に行ってよかったです。
中に入れなかったカルヤ教会はこちら
14世紀に建てられ、中の彫刻や天井絵が見所の教会。
外にも彫刻などがあるので、見ごたえあるが、またサーレマー島に行く理由にします。
最後に
エストニアの島の中で最大級なだけに、今回の訪問ですべてを巡る、というのは不可能でした。
レンタサイクルやバス移動も、島内でできる様ですが、もし広範囲を観光したい場合は、車移動の方が楽だろうなというのが、個人的な感想です。
シーズンオフの秋でも十分に楽しめましたが、次は夏にビーチとサーレマーの空気を、堪能したいな、とも思います。
どうせなら住んでもいいくらい、気に入った町でした。
エストニアの島観光に、サーレマー島で遊びつくして下さい!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それはこの辺で
Head aega(ヘアド アエガ)!