エストニアの中で6番目に大きい、自然豊かな町ヴィリャンディ。
町を歩けばヨーロッパらしい建物が並び、古い街並みを散策しながら色々なお店を見るのも楽しみ方の一つ。
ヴィリャンディ湖のほとりにはビーチがあり、丘にはハイキングコースもあるので大自然を十分に堪能できます。
町の至る所にイチゴのオブジェがあるので、歩きながら見つけるのも楽しいですよ!
首都タリンから161kmの距離にあり、高速バスや列車で2時間~2時間半で行くことができます。
ヴィリャンディ(エストニア)の見所をブログで紹介!現地民のオススメ7選!
ヴィリャンディ城遺跡
16世紀初頭に完成し、17世紀のリヴォニア戦争などの影響で破壊されたヴィリャンディ城。
18世紀頃には石造りの城壁は頑丈な建築材料として重宝された為取り壊れるという背景もあり、お城の原型はとどめていません。
お城の周りは段丘のある造りで、破壊された門を抜けると野外ステージがあります。イベント等でよく利用されています。
オープンな空間と廃墟の雰囲気と、後ろに見える広大な景色が相まって、独特な素晴らしい会場になっています。
ヴィリャンディを訪れる上で、一番の見所と言えるでしょう!
ヴィリャンディ聖ヨハネ教会(Viljandi Jaani kogudus)
15世紀にヴィリャンディ城の近くに建てられた、ヴィリャンディで最も古いと言われる聖ヨハネ教会。
戦争で何度か破壊されましたが、いくつかの修復を重ね19世紀までに現在の姿に至ります。
ソビエト時代の1950年には教会は閉鎖され、倉庫にされていたというユニークなエピソードも!
教会はコンサート会場として、今も広く使用されています。
ヴィリャンディ博物館
ヴィリャンディの歴史を知る上で欠かせないのがこちらのヴィリャンディ博物館。
古い薬局の建物内にあり、2階に常設展示があります。
ヴィリャンディ城の模型が展示されているので、城跡を訪ねる前や後に見るとより一層楽しめると思います。
展示品はヴィリャンディの先史時代から20世紀半ばまでのコレクションが充実し、昔の人々の生活を再現した部屋もとても興味深いですよ!
エストニアには地域別に民族衣装の柄があり、ヴィリャンディの民族衣装も必見です!
コンダスセンター
コンダスセンターはエストニアの最も有名なナイーブアーティストの1人であるポール・コンダスの作品が展示されています。
実はヴィリャンディの町にあるイチゴのオブジェは、ポール・コンダスの「イチゴを食べる人」の絵が元になっているんです。
館内には展示ホールが5つあり、エストニア人と海外の作家による作品が展示されています。
また家族で楽しめるワークショップや、博物館の中央にはユニークなミュージアムショップもあります。
エストニア人作家の作品が気になる人は、足を運んでみるといいでしょう。
ヴィリャンディ旧給水塔(Viljandi vana veetorn )
ヴィリャンディ博物館の前にある、ヴィリャンディ旧給水塔は1911年に建てられた、高さ30 mの赤レンガ造りの塔です。
ヴィリャンディは、エストニアで最初に上下水道を利用した都市の1つでもあります。
給水塔は50年近く使用されていましたが、用途を終えた後、2001年に展望台へと改装されました。
塔の中は3つのフロアに分かれ常設展示があります。
ヴィリャンディ湖と旧市街の美しい景色が見られるのが、この展望台の見所ともいえるでしょう!
ヴィリャンディ城遺跡の吊り橋
ヴィリャンディ城遺跡の吊り橋は長さが50m以上あり、深さ15mの谷の上に設置されています。城跡の門と反対側にあります。
1879年にラトビアのFelser&Co社によって建てられました。
元はタルバストゥの家主カール・フォン・メンセンカンプ氏の家族が礼拝堂にアクセスしやすいようにと作られたそうです。
今ではヴィリャンディの住民と観光客から愛される町の見所で、重要なシンボルの1つになっています。
ヴィリャンディ城遺跡に訪れたら必ず立ち寄ってくださいね。
ヴィリャンディ湖
ヴィリャンディ城の高台から眺めるヴィリャンディ湖はとても美しく、訪れた人を確実に魅了することでしょう!
「エストニアのスイス」とも呼ばれる湖の美しい景色は、観光客のフォトスポットとしても人気の場所です。
湖は地元民の間で”かつて若い頃に見た、少女の美しい青い目を今でも覚えている”という船頭の物語として歌で知られています。
湖のほとりでは、ボートや水辺でピクニックをしたり、キャンプファイヤーとレクリエーションエリア等アウトドアを楽しむこともできます。
12kmのハイキングコースもあるので、大自然の空気を存分に味わいながらヴィリャンディの魅力を堪能するのも楽しみの方の一つです。
まとめ
ヴィリャンディの見所をいくつか紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
町の中心部から少し歩けば、雄大な自然に出会う事の出来るヴィリャンディは、観光客だけでなくエストニア人も愛してやまない美しい場所です。
毎年夏にはヴィリャンディフォークミュージックフェスティバルが開催され、小さな町が多くの人で賑わいます。
ベストシーズンは夏ですが、紅葉の季節、雪化粧の季節と、何度も訪れてみたくなるそんな場所です。
エストニア旅行のプランのひとつにぜひ加えて下さいね!
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