エストニアではライム(Räim)という魚が、昔から家庭料理の一つとして、親しまれています。
新鮮なライムを大量に買い、数日かけて食べる、保存食でもあります。
スーパーのお惣菜売り場に、必ずあるので、気軽に買う事もできます。
「よく食べられてる魚って、ニシンじゃないの?」
とエストニア通の方は、思われると思いますが、このライムもまた、エストニアの家庭では人気の料理です。
個人的にも大好きなライムについて
味の感想とレシピをご紹介します!
【エストニア家庭料理】ライム(バルチックニシン)ってどういうの?
エストニア語でライム(Räim)、と呼ばれていますが、英語ではバルチックヘリング(バルト海ニシン)と言います。
実はライムもまた、ニシンの仲間なんです。
エストニアで食べられている、ニシンは、バルチックヘリング(バルト海ニシン)と
アトランティックヘリング(大西洋ニシン)があり、エストニア語名はHeeringas(へーリンガス)といいます。※正式名称はAtlandi heeringas
ライムは体長20cm未満と小さめで、大西洋ニシンの亜種だそうです。
2007年には、エストニアの国魚として、登録されました!
気になるライムの味の感想は?
ビネガーでマリネにしたり、サワークリームとディルでマリネしたり、フライにしてそのまま食べたり、フライをビネガーでマリネしたりします。
マリネが多いですね!
ライム自体に強い味はないですが、マリネによって味を楽しめるようになっています。
骨ごとパクっと食べられ、小ぶりなので、食べやすいと思います。
エストニアの家庭によっては、一度に5kgほどのライムを買い、何日もかけて食べるのが一般的です。
その為長期保存に適した、マリネにする料理方法が多いのだと思います。
上の方でも書きましたが、お惣菜売り場で、気軽に買う事ができるライムは
トマトペーストやビネガーでマリネされた物が、缶詰でも売られています。
私は安くなっている時に、よく買って食べています。
【エストニア家庭料理】ライム(バルチックニシン)マリネのレシピ公開!
4人分
用意するもの
ライムの下処理した物 500g
小麦粉 大さじ2~3
卵 2個
塩 適量
油 適量
~マリネ用~
水 500ml
玉ねぎ 1個
にんじん 1本
こしょう粒 5粒
オールスパイス(あれば) 2粒
月桂樹の葉 1枚
砂糖 大さじ2
塩 大さじ1
酸度30%のお酢 大さじ2
底の深い器
作り方
1. 下処理したライムに、塩をふり、1時間ほど置く。
2.ライムを小麦粉、溶いた卵の順につける。
3.鍋に油をひき、濃いめのきつね色になるまで焼く。
4.マリネ用の玉ねぎとにんじんを輪切りにする。
5.鍋に水をいれ沸騰したら、4を入れ、柔らかくなるまで茹でる。
6.酢以外のすべての調味料を入れ、弱火で5〜6分煮る。
7.酢を加え、火を止め冷ます。
8.底の深い器にライムを入れ、冷ましたマリネ液を加える。この時ライムが完全に液につかる様にする。
9.一日寝かせて、完成!
一晩おくことで骨が柔らかくなり食べやすくなります。
冷蔵庫で約 5 日間保存できます。
ポイント!
マリネ液が熱すぎると、ライムが柔らかくなりすぎたり、壊れたりする可能性があるので、冷ましてから注ぐと良いですよ。
まとめ
エストニアの家庭料理、国魚でもあるライム(Räim)を、紹介しました。
レシピはがいかがでしたか?簡単に作れそうでしょうか。
日本では馴染みのない、酸度の強いお酢を使う所が、エストニアぽさでもあります!
エストニア人は酸っぱい食べ物が好きです。
このブログで少しでもエストニアの事を知ってらえたら幸いです。
エストニアに観光に来る際に、試しに食べてみてくださいね。