日常生活

私の住む町Jõgeva(ユゲヴァ/ヨゲヴァ)

Tere!アフヴェンです

今回は私が住んでいる町を紹介したいと思います。

エストニアには15の県があり、オフィシャルには南エストニアになりますが

実際は、中央?中東部あたりに、位置するのが私が住む町の、Jõgeva maa(ユゲヴァ マー)です。

Maa(マー)はエストニア語のMaakond(マーコンド)を短くしたもので、直訳すると”群”になります。

日本に置き換えると、県と同等だと思います。英語だとCounty(群)

ちなみに日本語で紹介されるときは、ヨゲヴァと書かれていることが多いですが

Jõgevaのõは日本語にない音で

「イ」の口をしながら、「ウ」と言う音

に近いと思います。

「イ」(‘皿’)の口をしながらウ(‘3’) ※大事なことは2回言う

その為、「ユゲヴァ」の方が正しいと、私は思うので、ユゲヴァとも、表記させてもらいます。

ユゲヴァ(ヨゲヴァ)がCold Capitalと呼ばれる理由とは?!

画像引用元:Wikipediaエストニアの県

ユゲヴァ(ヨゲヴァ)県のHPによると・・・

【人口:13,444人 (01.01.2020)、最大の町:Jõgeva (4893人)、面積:1084,33 km2、学校:11校、幼稚園:10園、ホビースクール:2か所、村:94、タウン:1、小さいタウン:3】とあります。

よく分からないかもしれませんが、1県に対して、学校などの数を考えると、とても小さいことが分かると思います。

エストニアの人が、ユゲヴァ(ヨゲヴァ)と聞くと、一番寒い都市と思い浮かべます。

それは別名Cold capitalという通称が付いているからです。(エストニアは季節ごとの異名が付いた都市があります^^)

というのも、エストニアでこれまでに、記録された最低気温が、1940年1月17日のユゲヴァ(ヨゲヴァ)の気象観測所で

-43.5度だったからです!!

人が生きられるんですか???と言いたくなります。

私は現時点で-20度しか体験していません。まだまだ新人です。

私は寒いのが嫌いでなぜよりによって”Cold capital”に住んでいるのか、ふと疑問に思いつつ生活しています…。

↑歴代の最低気温を記念したモニュメント。-36,7は2003年に記録した気温だそうです。

画像引用元:ユゲヴァ県HP

ユゲヴァ(ヨゲヴァ)の町はこんな感じ

私が住むユゲヴァ(ヨゲヴァ)は、ユゲヴァ県のユゲヴァ町なので、県内では比較的、大きい方の町になります。

駅やバスターミナル、市役所、警察署、公証役場?があります。

ここまで読むと、割と大きめの町を想像する、と思いますが、本当にすべてがコンパクトな感じです。

徒歩で10~15分も歩けば、住宅地から外れて、自然豊かな風景が楽しめます。

日本人からすると片田舎の町ですが、エストニアの人からすると、ベッドタウン的な町なんだと思います。

Elron(エルロン)という、電気とディーゼルで走る駅があるので、ここからタリンやタルトゥ(※第二都市)へ、行くことができます。

タルトゥが、比較的近いので、仕事へ出て帰ってくる人も多いです。

今は町の広場を大きく新しく拡張する予定があるのでこれからきれいになっていく予定とのこと。ホテルも建設中!





↑エストニアの風物詩。

リンゴの収穫時期になると、食べきれないリンゴを、この様に道に置いて、欲しい人にあげます。

これはエストニア全土、どの住宅地でも、見られる風景です。微笑ましいですね!

 

 

現在のユゲヴァ(ヨゲヴァ)駅。

ユゲヴァ(ヨゲヴァ)駅はこんな感じ。
画像引用元:新ユゲヴァ駅

下の写真は、昔使われていた駅舎です。

昔の駅舎の方が味があり、色もきれいなので、好きなのですが、簡素なプラットフォームのみの駅にしたようですね。位置と予算の関係なんでしょうか…。

昔使われていた駅舎
遮断機のない踏切

あと、小さい町には踏切がありません!自己責任です!


駅の近くには、エストニアで有名な詩人Betti Alver(ベッティ・アルヴェル)博物館があります。

エストニア人の子供は半ば強制的に学校などで読まされるようです(私の夫談 笑)

実はまだ行った事ありませんが、いつか行ってみたいと思います。

※追記:行ってきました!よかったらご覧ください。

ベティ・アルヴェル博物館(エストニア)感想レポ!見どころやアクセス方法もエストニアの、文学史を支えた著名人の一人に、詩人・小説家のベティ・アルヴェル(Betti Alver)がいます。 エストニア人なら...

外観は薄い水色がとてもきれいです。博物館を記念したモニュメントも近くの公園に建てられています。

バスターミナル
カルチャーセンターの裏にはステージがある。イベントがあると催しが行われたりします。
ヤーニパエヴ(Jaanipäev)という夏至祭の様子。(コロナ前)


夏限定のイチゴの販売所


最近できた教会とロシア正教会(小)

ユゲヴァにある高校。学校っぽくないヨーロピアンな建物だなと思いました。

 

以上がユゲヴァ(ヨゲヴァ)の町ですが、他にも魅力的にな地域があり、別の機会に改めて紹介できたらと思います。

ユゲヴァ(ヨゲヴァ)マーにある他の町も紹介!

Mustvee(ムストゥヴェー)には、ロシアとの国境にもなっている、大きい湖Peipsi järv(ペイプシ レイク)があります。
夏になると多くのエストニア人が泳ぎに来たり、スモークフィッシュや玉ねぎが至るところで売られていたりします。玉ねぎ通りと言うのもあります。
海に近い町というのはいいですよね^^
ここはユゲヴァ県の行政区域の一つです。

Puurmani(プールマニ)は、自然豊かな場所で、美しいマナーハウスが残っています。

今は学校として再利用されています。こんな学校も素敵かも。

紅葉の時期は本当にきれいでした。川で魚をつるおじさんたちやカップルも見かけました。


Palamuse(パラムセ)は、有名なエストニア文学の著者Oskar Luts(オスカル・ルッツ)を生み出したといっても過言ではない町です。

日本では全く知られていませんが、エストニア国内では、彼の本は有名で「春」など季節に関連した本を出しています。

映画化もされ、エストニア人の暮らしを描いたもので、今でも親しまれています。

彼の通った学校がこの地にあり、今は博物館もあります。

見ごたえのある博物館で、英語表記もあります。物語のシーンが再現された、部屋もあり楽しいです。

小説が読めれば、もっと楽しいのでしょうが、エストニア語という高いハードルがあるのでしばらくは難しそうです。





↑オスカルおじさんと一緒

Põltsamaa(プルツァマー)は、お城の跡が残るところで、ユゲヴァ県の3つの行政区域のひとつ。

ここはまだ詳しく探索していないのでこれから知っていきたいと思います。


私の住む町Jõgeva(ユゲヴァ/ヨゲヴァ)おわりに

さらっと紹介してみましたが、Jõgeva(ユゲヴァ)はいかがでしたでしょうか?

コンパクトながらも、広い範囲で見ると、魅力的な場所がたくさんあります。

正直、車がないと気軽に、旅行できる場所ではない、と思いますが、考え方次第では楽しめるかと思います。

今後はもう少し発展して、変わるかもしれませんが・・・。

もし機会があればぜひ訪れてみてください。今日はこの辺で…

Head aega(ヘアド アエガ)